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2013年5月3日金曜日

1-2 TSRW基本操作2

前回エクスポートしたDDS画像「Overlay.dds」をお手持ちの画像編集ソフトでオープンしてください。ここではPhotoshopに NVIDIAのDDSプラグインを入れた状態で進めていきます。


画像を開く際に、このようなことを聞かれるかもしれません。「Load Using Default Sizes」にチェックをして「OK」です。「Load MIP masp」についてはあとで追加説明があります。


スタートからちょっとややこしいの出てきちゃいました。この画像にはアルファチャンネルという、「ここは透明だよ」っていうチャンネルがついてます。今回はアルファチャンネルは変更しませんが、置き換える画像がアルファチャンネルで透過させていることは覚えておきましょう。


黄昏(朝焼け?)た町並みを雅な感じに差し替えてやりました。あとちょっと裏側に落書きも追加。遊び心が肝心です。


さて、保存しましょう。画像編集ソフトによって違うと思いますが、DDS形式での保存を選ぶと、オプションを聞かれると思います。絵画のOverlay画像はDXT1という形式だと前回確認しましたが・・・なんと!DXT1がふたつある?!

のですが、冒頭でアルファチャンネルが必要なことを確認しましたね。迷うことなく 「DXT1 ARGB 4 bpp | 1 bit alpha」の方を選択してください。基本的に「RGB」となっているものは透過なし、「ARGB」が透過になります。頭のAがAlphaって意味です。


その他項目は、基本的にはデフォルトのままで問題ないと思います。「2D Texture」のところと「Generate MIP maps」の部分だけ一応確認してください。ファイル名は任意で構いませんが、チュートリアル的には「Overlay_re.dds」という名前で保存します。

(豆知識)

DDSは3Dゲームなどに用いられる形式で、ゲームの動作を軽くするために表示している距離によってテクスチャサイズを変更します。 近くで見てるときは大きなテクスチャサイズでくっきり。遠くから見るときは小さなテクスチャサイズで無駄を省くわけです。

先程ファイルを開く際、「Load MIP masp」について後述すると書きましたが、「Load MIP masp」にチェックを入れて先程保存したファイルを開いてみると。

このようになっています。一枚の画像の中に、近距離用~遠距離用の画像が詰まっていたわけですね。画像を編集する際は、MIPmapを開く必要はないので、普段はチェックをオフにしておいてください。

画像の保存が終わったら、TSRWを起動してください。「File→ Open」から前回保存したTSRWプロジェクト「JPN_paint.wrk」を開きます。Recent Projectsには最近使ったプロジェクトがリストアップされているので、そちらから開いてもオッケーです。


「Textures」タブから、「Overlay」を選択し、「Edit」ボタンをポチりましょう。 「Image Editor」が開いたら、今度は「Import」をポチって、先程作った「Overlay_re.dds」を開いてください。するとImageEditorの画像が変わりますね。

画像の右部分はグレーのチェックになっていますが、これはアルファチャンネルによって透過されているということです。なってない人はddsの保存が間違っています。問題がなければ、「Done」をクリックしてください。


おめでとう。絵が変わりました!


前回学んだビュー操作を駆使して、裏面の落書きも確認してみましょう。え?忘れた。もう、じゃあ、もう一回書いときますね。
  • 左クリック+マウス移動→いわゆるパン。クリックした場所を基点に視点がぐるぐるします。
  • Alt+左クリック+マウス移動→上下左右に視点が移動します。
  • 右クリック+マウス移動→いわゆるズーム。視点が寄ったり引いたりします。


細かい設定は次回に回して、とにかくこれをゲームに入れてみましょう。「File→Export→To Sims3pack」で、Sims3pack形式で出力することができます。
え?Package形式にはできないのって?TSRWはPackage形式のインポートは可能ですが、Packageのエクスポートには対応していません。けど大丈夫、変換するツールがありますよ。


「CreatorDetails」というウィンドウが出てきますね。ArtistDetailsの項目はきっちり記入しておきましょう。TSR Detailsは任意なので特に記入しなくても構いません。「OK」を押すと、ファイルの保存先を訊ねられます。とりあえず作業フォルダにエクスポートしておきましょう。
ファイル名は任意ですが、自分の名前などを頭に入れておくと、作者別に並び替える際に大変結構です。

KEWAI_Deco_PaintMiyabi.sims3pack

こんな感じで「作者名_ジャンル_固有名称」などとすると分かりやすいでしょう。エクスポートが完了したらプロジェクトも「Save」で上書き保存しておきましょう。

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Sims3packの入れ方は、既に理解されていると思います。
「マイドキュメント→Electronic Arts→ザ・シムズ3→Downloads」の中に先程のKEWAI_Deco_PaintMiyabi.packageをコピーして、ランチャーを起動すればいいだけですね。


何か居ますね。Sims3packの場合はインストールするのをお忘れなく!フォルダに入れただけじゃ動きません。 因みに表示されている絵画の画像ですが、未設定だとエクスポートするときのビュー画面が反映されます。裏向いちゃってますね。こういった細かい点の変更については次にお話します。とにかくゲームに反映しているところを見てテンションを上げる作戦です。

インストールが終了したら、ゲームを起動してみましょう。ちゃんと反映されているでしょうか?


ちゃんと、いましたね!普通はクローン元の隣に居ます。


細かいポイントは省きましたが、これが一連の流れになります。お疲れ様でした!

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